そろそろ受験のことも考えて、勉強しなきゃならないのに、まったくやる気なし。
優しく言っても、興味を促すように説得しても効果なし。怒ってはいけないと我慢を続け、とうとう怒りが爆発。
「勉強しなさーい!!!!!」
そんな自分に自己嫌悪しているママさん、パパさんも多いはず。
親が焦れば焦るほど、子どもが勉強しないことがよくあります。何も言わなければやるか……と言えば、変わらない現実。完全にお手上げです。
以前、子どものおでこに貼ったやる気スイッチのボタンを、親が押そうとする学習塾のCMがありました。でも、親が押そうとすると、子どもは拒否。
あのCMで的確だなと思うのが、一番、やる気スイッチを入れられないのがご両親なのです(残念ですが)。
それでも心配な我が子の勉強。では、どうしたらいいのでしょうか?
子どもが勉強しないとき、自分だったらどうするだろうと、考えてみましょう。
たとえば、夫や妻から、「太っているんだからダイエットして!」と怒られたり、「他の奥さん(夫)はスリムなのに、なぜダイエットをしないのか」など嫌味を言われたら、やる気を失いますね。
では、どんなとき、あなたはダイエットするでしょうか。
自分が必要だと感じたとき、
……ですね。でも、自分ではそれほど必要ではないと思ったら、どうでしょうか?
ちょいぽちゃのほうが人気があるし、健康的。なんで、ダイエットしなきゃならないの!と思うし、怒られたり、誰かと比較されたら、反抗したくなりますね。
勉強しないお子さんには、2つのパターンがあります。勉強しなければいけないと思いつつやらない子と、勉強の必要性を感じていない子の場合。
2つのパターンによっても、対処法が違うのです。
やらなければいけないのにやらない場合は、やるための環境を一緒に話し合ってみるといいでしょう。勉強する理由がわからない時は、その年齢の子にわかるように説明する、もしくは勉強の楽しさを伝えるなど、希望が持てる方向にシフトしてみてください。
ただし、それぞれのお子さんには個性があります。中学受験に向かない子もいますし、大学に落ち、予備校に入ってから俄然やる気が出てくる子もいます。
早咲きの子もいるし、遅咲きの子もいる。勉強以外に、優れた才能があるかもしれません。
まずは、お子さんを信じてあげましょう。
できる限りのことをしてうまくいけばいいし。そうでない時も、お子さんへの愛情さえしっかりしていれば、いつか花は開くのです。