クリスマスツリーに願いをこめて

日々の暮らし

この時期、いろいろな場所で飾られているクリスマスツリー。自宅に飾っている人もいるでしょう。

クリスマスツリーについて書かれている文献で古いものは、1605年。エルザス地方(当時のドイツ領、今はフランス)の家庭の風景が描かれています。

その文献によると、クリスマスの時期に森からもみの木をとってきて、リンゴや金箔、お菓子などで飾りつけをしたそうです。現在のクリスマスツリーの伝統は、ドイツに由来し、ドイツ移民たちがクリスマスの伝統をアメリカにもたらして、世界中に広まっていきました。

クリスマスツリーは常緑樹、「永遠」の象徴です。そして、ツリーの頂上部に飾る星は、ベツレヘム。

ベツレヘムの星とは、イエスキリストの誕生を、東方の三博士に知らせて、ベツレヘムに導いた星のこと。

さらに、赤いボールのようなオーナメントはリンゴを意味し、イエスキリストが流した血象徴。白は雪、緑は力強い生命力などをあらわしています。

 日本では宗教に関係なく、クリスマスツリーを飾っている家庭が多いでしょう。でも、世界中の人々の願いは1つ。平和と愛する人たちとの幸せ

それが、あのツリーには、こめられているのです。

※Gerhard G.さんによるイラスト

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